メンタルヘルスの不調、こころの不健康を良くしていくための第一歩は“相談する“ことです。
## メンタルヘルス不調の問題
というのは、こころの健康問題は生活やお仕事の困りごとと密接に関係しています。
生活の中で問題解決ができない時に、こころと身体はストレスに晒されます。
このストレスに反応して、こころと身体は不調になります。
病気になった場合は治療で症状を和らげます。
と同時に、生活の困りごとなどの問題解決も必要になります。
その問題解決のためには、まずは相談することが大切です。
## 相談することのメリット
この相談という行為は、主に3つのメリットがあります。
まず1つ目、話すこと自体がガス抜きになります。
人に悩みを打ち明けているうちに、次第に気持ちが軽くなったという経験はどなたにでもあると思います。
2つ目、相談する時は思いや悩みを言葉に置き換える必要があります。
この言葉に置き換える作業、すなわち言語化することで悩みが整理されます。
人は、何に悩んでいるのか、悩みの分量がどれくらいか分からない場合混乱してします。
余計にパニックを起こします。
言語化することで、悩みと気持ちが整理できます。
最後に3つ目、言語化して悩みが整理される事で、専門家からアドバイスを得られやすくなります。
専門家に悩みと感情的なことを一緒に伝えると、感情的な部分に悩みの事実が隠れてしまいます。
そうすると、専門家は悩みの事実を引き出すのが大変になります。
悩みを整理して困っている所をブラッシュアップすると、専門家は悩みと知識を結びつけ安くなります。
こうして実際の問題解決に繋がっていくわけです。
## なぜ相談ができないのか
そうは言っても、なかなか人に相談できない方も多いと思います。
なぜ相談をしにくいのでしょうか?
次の3点が理由に挙げられます。
①相談することに慣れていない
アメリカでは小さい頃からスクールカウンセラーを利用したり、大人になっても専門家と契約して悩みを相談するという習慣が根付いています。
日本でも小さい頃から相談するという習慣に慣れていきたいものです。
②意味がないと決めつけてしまう
相談する前から問題解決をあきらめてしまう方もいます。
しかしこれは、相談する時は悲観的な気分に陥っていることが多いため、物事をネガティブに捉えやすくなっているからです。
相談する前からあきらめるのは、相談することが悪いのではなく、単にあきらめモードになっているからです。
相談する前からあきらめるのではなく、相談してからあきらめるかどうか決めましょう。
③相談する相手がいない
家族や身内に相談する人がいない方。
本当に誰もいないのでしょうか?
悲観的な考えになっていませんか?
もし誰も相談する人がいなければ、医療機関や行政に相談するという方法もありです。
## 相談するときの具体的なコツ
ここで、相談するときの具体的なコツについてお伝えします。
まず①相談する前に、悩みを紙に書き出しましょう。箇条書きが便利です。
続いて②その紙を見ながら、誰かに相談するように、ひとり語りをしてみましょう。
相談するときの緊張が解けます。
そしてその紙をみながら相談した場合、③情報を書き込んだり達成したら線を引きましょう。
絶望感から達成感に変わります。
## 「相談する」は素晴らしい!
メンタルヘルス不調、こころの健康問題解決の第一歩は、相談することです。
相談することは決して恥ずかしいことではありません。
問題解決の第一歩として、勇気あるかつ現実的な行動です。
ぜひお気軽に相談して下さい。
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